祭り

夏の夜空に花火が打ち上る。ドカンドカンと大音量を響かせる。
それに負けじと地上でも多くの屋台が出展し、店主たちが大声で客引きをする。行き交う人達もガヤガヤと賑やかだ。
そんな祭りを盛り上げるのはどこかから聞こえる笛・太鼓の祭囃子。ピーヒャラ、ドンドン、これでこそ祭りだ。
屋台でビールと焼き鳥を買う。キンキンに冷えたビールがシュワシュワと俺の喉を潤す。
モクモクと湯気を上げる焼き鳥。耳をすませばまだジュージューと聞こえてくる。熱いうちにかぶりつく。肉汁がジュワジュワと口の中に溢れてくる。
私はこの祭りが大好きだ。

あんたも今度この祭りに来ないかい？
この祭りは「擬音祭」って言うんだよ。