魔法
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答えはもう出てると、僕の胸を指差す君はやけに綺麗に笑う。
「どうしてわかるんだい」
「わかりますよ、だってずっとずっと見てきたんだもの」
指先をくるくると回して「魔法をかけましょう」、君が言うから僕は呆れて首を傾げる。
だけど君は少しも弱りはせず、囁くのだ。
「貴方が私に素直になる魔法を」
「どうしてわかるんだい」
「わかりますよ、だってずっとずっと見てきたんだもの」
指先をくるくると回して「魔法をかけましょう」、君が言うから僕は呆れて首を傾げる。
だけど君は少しも弱りはせず、囁くのだ。
「貴方が私に素直になる魔法を」
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公開:18/05/13 08:31
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