手ごわい相手

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「お嬢さんとの結婚を許してください!」
「ダメだ!帰りたまえ!」
頭を下げ続けること1時間。
結婚の報告をしに来た僕をお義父さんは認めようとしない。
「僕たちの結婚を認めてくれるまで僕は帰りません!」
「…そんなに言うんなら、一つ勝負をしようじゃないか。もし、儂に勝つことが出来たら娘との結婚を認めてやろう」
「本当ですか!?ありがとうございます」
「表に出なさい」
僕の熱意が通じたのか、お義父さんがやっと動いてくれた。
表に出る僕とお義父さん。
外に出る以上、肉体での勝負だろうか?
体力に自信はないがここで引き下がるわけにはいかない。
「勝負は何ですか?」
僕は固唾を飲んでお義父さんの言葉を待つ。
「歳の数だ。はい、儂の勝ち」
お義父さんはそう言って家に戻ってしまった。鍵もかけられた。
僕は呆然と立ち尽くす。
これでお義父さんとの戦いは73敗目。
僕はいつになったら認められるのだろう…
公開:18/05/10 18:44

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