0
128
ある雨の日のこと
女の子は、お気に入りの白い靴を履いてお出かけしました。
ママは汚れるからダメと言うけれどこの靴じゃないと嫌。
傘をさしてるんるんと出かけます。
雨の日のお庭には、地面が窪んでできた小さな川が流れます。
女の子は雨の日を待ってそこに笹舟を流すのが楽しみでした。
しゃがみこんで笹舟を流していると
誰かがこちらを見ているような気がします。
誰かしらと顔を上げるとそこにはずぶ濡れの小さなネズミが震えていたのです。
かわいそうに思った女の子はお気に入りの靴を脱ぎ、ネズミを靴の中に入れてお家の中に連れて帰りました。
その日から女の子とネズミは毎日
おなじお皿でご飯を食べて
雨の日には一緒に笹舟を流しました。
そうして時間は瞬く間に過ぎ
やがて大きくなった女の子はお気に入りの靴が履けなくなってしまいました。
でも悲しくはありません。
白い靴はネズミのお気に入りのベッドになったのです。
女の子は、お気に入りの白い靴を履いてお出かけしました。
ママは汚れるからダメと言うけれどこの靴じゃないと嫌。
傘をさしてるんるんと出かけます。
雨の日のお庭には、地面が窪んでできた小さな川が流れます。
女の子は雨の日を待ってそこに笹舟を流すのが楽しみでした。
しゃがみこんで笹舟を流していると
誰かがこちらを見ているような気がします。
誰かしらと顔を上げるとそこにはずぶ濡れの小さなネズミが震えていたのです。
かわいそうに思った女の子はお気に入りの靴を脱ぎ、ネズミを靴の中に入れてお家の中に連れて帰りました。
その日から女の子とネズミは毎日
おなじお皿でご飯を食べて
雨の日には一緒に笹舟を流しました。
そうして時間は瞬く間に過ぎ
やがて大きくなった女の子はお気に入りの靴が履けなくなってしまいました。
でも悲しくはありません。
白い靴はネズミのお気に入りのベッドになったのです。
ファンタジー
公開:18/05/11 00:15
こんにちは。
思いついた事を気まぐれに投稿します。
詩を書くのが趣味で、
座右の銘は【シャツのボタンはいちばん上まで】です。
よろしくお願いします。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます