0
137
今日こそは大物を釣り上げてやる。
味にうるさいあいつらを唸らせるとっておきの手料理を錆びかけた針に盛り付ける。
思い切り竿を振り上げて遠く遠く糸を投げ込んだ。
この島には、伝説と謳われる「羽魚」なるものがたびたび目撃されるらしい。
「羽魚」は読んで字のごとく海鳥のような羽を持った体長20cmほどの魚だ
普段は水中に生息しているが命の危険に見舞われるとその羽で大空を羽ばたくという。
そんなことより大物を釣らなければと岩場に腰をかけて意気込んでいたら
しばらくして、ぽつりぽつりと雨が降り始めた。
雨はだんだんと激しさを増していき雷雨となった。
早々に引き上げようとしたその時
目の前の水面を割るような稲光が突き刺さった。
次の瞬間、水面が大きな波紋を立てて膨れ上がったかと思うと
海原に大きな穴が空きそこから白い紙吹雪が空に向け舞い上がった。
それはまるで雲間に差す一筋の光のようだった。
味にうるさいあいつらを唸らせるとっておきの手料理を錆びかけた針に盛り付ける。
思い切り竿を振り上げて遠く遠く糸を投げ込んだ。
この島には、伝説と謳われる「羽魚」なるものがたびたび目撃されるらしい。
「羽魚」は読んで字のごとく海鳥のような羽を持った体長20cmほどの魚だ
普段は水中に生息しているが命の危険に見舞われるとその羽で大空を羽ばたくという。
そんなことより大物を釣らなければと岩場に腰をかけて意気込んでいたら
しばらくして、ぽつりぽつりと雨が降り始めた。
雨はだんだんと激しさを増していき雷雨となった。
早々に引き上げようとしたその時
目の前の水面を割るような稲光が突き刺さった。
次の瞬間、水面が大きな波紋を立てて膨れ上がったかと思うと
海原に大きな穴が空きそこから白い紙吹雪が空に向け舞い上がった。
それはまるで雲間に差す一筋の光のようだった。
ファンタジー
公開:18/05/09 16:52
魚釣り
魚
雨
光
こんにちは。
思いついた事を気まぐれに投稿します。
詩を書くのが趣味で、
座右の銘は【シャツのボタンはいちばん上まで】です。
よろしくお願いします。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます