許されない

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ぐらりと揺れる世界。

噫、否。

揺れているのは私の視界か。

地面に向かって倒れていく身体に為す術もなく、目蓋を下ろせば其処には、総てが私に優しかった世界が映しだされる。

繋いだ手の温もり、笑いあった日の夕焼け、約束の指切り。

あの頃に戻りたいと、そう願うことすらきっと私には許されないのだ。
SF
公開:18/05/09 11:22

きざはし

140字小説を書いています。
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