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あのとき泣いてもよかったのなら、きっとわたしは迷わず泣いていたでしょう。

胸を突き上げる慟哭を抱いた白無垢で殺して、『わたし』を、わたしであってわたしではない人間に仕立て直す。

確かに持っていたはずの、鶴のような純白の羽は何処へと問う人も、丸ごと騙して欺いてみせましょうと唇を結んだ。
ファンタジー
公開:18/05/09 11:20

きざはし

140字小説を書いています。
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