光という君

0
105

きっと僕のような人間は、一生物語の主人公にはなれないのだと思っていた。

だけど、僕の世界に君が現れて、僕の腕を引っ張っておひさまのもとまで連れ出してくれた。

「僕に光を当ててくれたのは、君なんだよ」

隙だらけで眠る君の頬を撫でる。

君はふにゃりと笑ってさ、僕の名前なんて呟いたりしたんだ。
青春
公開:18/05/05 07:46
更新:18/05/22 22:33

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容