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あなたが隠した涙を知ってるよ。

それでも尚、懇願してしまうのはきっとわたしが狡い女だからなのでしょう。

「私のこと、忘れないで」

うわ言のように呟くわたしにあなたは、忘れるわけがないだろうと微笑う。

ありがとう、微笑みたいのに涙腺は言うことを聞いてくれず、涙を浮かべたわたしを、あなたは。
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公開:18/05/05 07:46

きざはし

140字小説を書いています。
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