知恵熱

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触れた指先、伝わる熱、蘇る記憶。

溢れる感情はままならなくて、作り笑いで取り繕って、あなたという醒めない夢から逃げ出した。

柄にもなく知恵熱なんて出しちゃって、夕日が落ちていく姿をベッドの中から窓越しに眺めている。

気づけばもう、恋とか愛とかいう次元ではなくなっていて、どうすればいい。
SF
公開:18/05/04 10:01

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