クローン博士

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「博士、おはようございます」
「うむ」
玄関先で掃除をする博士をあとに、ぼくは研究室に向かった。

しかし研究室にも博士の姿。
「あれっ、いつのまに部屋に入ったんです?」
「うふふ」
イタズラっぽい笑顔で応える。
「おーいお茶」
今度は博士そっくりの男がお茶を持ってきた。
これは一体?
「アハハ、効率化のためクローンを10体ほど作ったんじゃ」
「じ、じゃあ、玄関に居たのもクローン?」
「そうじゃよ。こやつが全員に指示を与えておる」
と今度はお茶を持って来た博士が応えた。
「記憶まで移植できるんですね!」
「天才じゃからな」
「そうそう」
と、また別の二人の博士が現れて言った。
「これじゃ、誰が本物か混乱しちゃいませんか?」
「抜かりはない。わし以外のニセモノには、額に薄くKの文字を入れてあるんじゃ」

と、豪語する博士の額にも「K」の文字があるけど、本物の博士は一体どこにいるのかナ──。
SF
公開:18/05/06 02:49
更新:18/09/17 15:40
クローン マッドサイエンティスト

渋谷獏( 東京にいるけっどカンサイジ〜ン♪ )

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