夕染めの君

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何も無いよと放課後の教室で夕染めの君が無理したふうに微笑って、僕は声を洩らすことも許されない雰囲気で一歩後ずさった。

足に当たった椅子がガタリと鳴り響いて、あゝ、君の視線が痛い。

居た堪れなくて逸らした視線の先で影法師が寂しそうに揺れているのがなぜかうら悲しく、僕は遂には目を閉じた。
青春
公開:18/05/02 09:48

きざはし

140字小説を書いています。
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