白百合

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白百合の咲く野で、ふたり密やかに淡すぎる愛を紡ぎ、誓いの口づけを交わした。

私はあれを幸せと言うのだろうと、ずっとそう信じていた。

でも、貴方は私の前から姿を消して、それで。

あの日と同じように、野に咲く白百合を摘み取る不躾な真似はしない。

「ねえ」

交わした約束を、今も憶えていますか?
ファンタジー
公開:18/05/02 09:32

きざはし

140字小説を書いています。
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