未知との出会い

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登山を開始して数週間。数々の困難を乗り越え、ついに頂上へとたどり着いた。仲間たちと手を取り合い喜びを分かち合う。
と、突然あたりがまばゆい光に包まれた。眩しさをこらえながら上方を見上げると、謎の円盤状の物体が浮遊していた。光はその物体から照射されているようだった。
突然の事態に驚いていると、円盤の一部が開き、自分たちを吸い上げ始めた。慌てて近場の岩にしがみつくが、吸い上げる力は凄まじく、ついには引き剥がされてしまった。山頂が瞬く間に遠のき、そこで私の意識は途切れたのだった…




「急激な水圧の変化によって全て死んでしまい、生きたままの捕獲には失敗しましたが、これは大発見です!」
「おそらくタコの一種と考えられるが、普通のタコと違い足が4本しかなく、その4本をまるで人間の手足のように使い海底山脈を登っておった。こんな生物がいるとは。深海にはまだまだ我々人間の知らないことだらけだ」
SF
公開:18/05/01 23:54
更新:18/05/01 23:56

ぬらりひょん( 京都 )

アニメ・マンガが好き。
月の音色リスナー

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