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たった二度三度、月が満ち欠けしただけの時間の中で、変わり果てていた君の名を呟く。

信じ難いと目を疑ったのは僕で、受け容れ難いと僕の口を塞いだのは君で。

甘くなどない口付けの中で、目にした君の瞳はひどく揺れ惑っていて、僕は息をするのも忘れる。

君はゆっくりと唇を離し、泣きそうに微笑んだ。
ファンタジー
公開:18/04/30 08:28

きざはし

140字小説を書いています。
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