もっと

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この人は、痛みつけることを嫌う。

否、嫌うというよりは恐れる、だろうか。

「い、」

思わず洩らした私の声に、瞬間目を見開き弾かれたように離れ、零される謝罪。

噫、私はそんなこと望んでいないというのに。

情けなく顔を歪める腕を引き寄せて、その耳元で私の思うところを教えよう。

「もっと酷くして」
その他
公開:18/04/30 08:22

きざはし

140字小説を書いています。
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