悪魔の契約

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「研究がうまく行かん。完成できるなら悪魔に魂を売ってもいいのになぁ」
「その言葉、待ってました!」
目の前に突然、矢印のような尻尾に二本角を生やした真っ黒な動物が現れた。
「あんた誰?」
「やだな〜悪魔ですよ。いま呼んだでしょ?」
「そうなんだ」
「契約書にサインして貰えば、どんな望みでも叶えますよ」
どうやら本物らしいので、おれはサインした。どうしてもこの研究は完成させたいのだ──。

その後、悪魔との契約のおかげでトントン拍子に研究は完成した。

「ありがとう悪魔くん」
「では約束通り、あなたが死んだら魂をもらいますよ」
悪魔はズルそうな顔つきでニヤリとした。
「承知した。しかし、完成したiND細胞はまず自分に試してしまったんだ」
「ほう、それで?」
「これは不死身細胞と言って、細胞を劣化させない薬なんだ。たぶん私も千年は生きると思うよ」

黒い悪魔の顔がみるみる青くなっていった──。
ホラー
公開:18/05/01 21:42
更新:18/05/30 15:13
悪魔 iPS細胞

渋谷獏( 東京 )

(獏・ω・) 渋谷獏(しぶたに・ばく)と申します。
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