君の望みを

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涙に暮れる女の子を見かねて、僕は彼女の前に姿を現す。

宝石みたいな煌めいた涙雫は、僕の姿を見て地面に落ちる。

大きく見開いた瞳が美しくて気に入った僕は、彼女の目元に残る涙をそっと拭う。

「君の望みを教えてよ」

泣いてばかりじゃわからないよ。
SF
公開:18/05/01 10:46

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