秋が来る

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小さな手と手が繋がって揺れている、そんな取り留めのない景色を見ているだけで胸の真ん中のところが温もりを醸し出す。

『かーらーすー、なぜなくのー』

重なる幼い歌声はたどたどしく、詰まっていた息を優しく解く。

貴方が去った夏が過ぎ、秋が来る。

そうして私は貴方が居らずとも、生きていくのです。
その他
公開:18/05/01 10:45

きざはし

140字小説を書いています。
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