絶望の少女

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「これ以上生き恥を晒すくらいなら死ぬ」

「殺せ」

初めて会った時そう叫んでいたとは思えぬほどに、女は衰弱していた。

大切な人を見殺しにしてしまった罪の意識は、騙され続けていたのだと知った絶望は、一生癒えることはないのだと嘆く女の腕を強引に引き、胸に抱いた悲哀を癒すのはきっと俺ではない。
ファンタジー
公開:18/04/28 10:14

きざはし

140字小説を書いています。
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