お姉さんになったメガネ

僕は、お姉さんの話を噛み砕いていた。
朝、目が覚めたらベットの横にお姉さんは裸で眠っていた。
飛び上がった僕の悲鳴で目を覚ましたお姉さんの説明によると彼女は僕のメガネらしい。
確かにベッドの横の小テーブルに置いているはずのメガネが無かった。
そのメガネがお姉さんだそうだ。
疑うにしても信用するしかなかった。
彼女は僕一人しか知らないことを全て知っていた。
彼女があのメガネなら、あのメガネを買ってから僕が見たものを全て彼女も見ている。
親友ですら打ち明けたことがなかった性癖を彼女は知っていた。
お姉さんは僕のメガネである。
お姉さんは、僕が隠していた変態な行為を叶えてくれるといった。
僕がどういうことを求めているか全てわかっているお姉さんは、今までに経験したことがない夢のような愛撫をしてくれた。
嬉しさと興奮が混ざり合った感情が新鮮でたまらなかった。
悔しいのが、あんまり見えない。