撫でる

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其の青年の頭を撫でることができるのは、俺が知るだけで彼女だけだった。

仮眠を取ることもなく何日も政務室に篭る青年を見兼ね、周りの目を盗んでそっと青年の元へ忍んだ彼女が、言い訳と文句を並べる青年の頭を半ば強引に、けれども優しい手つきで撫でる姿が、今でもこの目に焼き付いて離れないのだ。
その他
公開:18/04/27 10:28
更新:18/04/28 10:20

きざはし

140字小説を書いています。
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