赤いペディキュア
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赤いペディキュアを塗った指先がふと目に入り、雨が降っていることなど忘れてしまう。
お気に入りの色だった、あの人の。
だから毎日あの人を想って健気に塗っていた。
大好き、大好き、それだけを祈りのように捧げて。
でも、あの人は此処に来ない。
雨に濡れた私に傘をさしてくれない。
お気に入りの色だった、あの人の。
だから毎日あの人を想って健気に塗っていた。
大好き、大好き、それだけを祈りのように捧げて。
でも、あの人は此処に来ない。
雨に濡れた私に傘をさしてくれない。
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公開:18/04/27 10:25
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