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ゴムが焦げたような臭いがする。
ついにこの季節がやってきたか。
夏だ。

夏になると学校は休みになる。仕事をしている人もほとんど休む。
今年の夏は少し早い。みんな慌てて夏に備える。食料、生活用品、消耗品、など揃える物は沢山ある。もちろん支給してくれる物もあるが自分で持っている方が安心感が違う。
「準備は出来たか、早く行くぞ。」
ある一家は大荷物で地下のシェルターに向かった。

来る夏本番。太陽が眩しく光り、暑さで辺りはゆらゆらとしている。川や池の水は干上がり始めた。
遠くの方で火事が発生している。きっと強烈な太陽光が原因だ。何かに反射して光が集まったのだろう。
次は豪雨だ。干上がった水分が一気に雨となって落ちてくる。火事は鎮火したが引き続く暑さのせいでサウナのようだ。

こんな日が毎日続く。まだ夏は終わりそうにない。
私は防護服に身を包みこの状況を伝えるため今日もカメラを抱えて地上に出る。
SF
公開:18/04/26 18:55

ンバヂ

Twitter: @nbaji9

 

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