ここにはない幸せ

0
118

母が伸ばす腕に向かい、着物の裾が翻るのも気にせず一目散に走る。

私を抱き上げた上の兄は、私と額を合わせてにししと笑う。

離すもんかと繋いだ手を持ち上げて、下の兄が楽しそうに私の体を宙に浮かせる。

幸せな夢を見ていた。
その他
公開:18/04/25 09:48

きざはし

140字小説を書いています。
http://twitter.com/kuruizaki63

もうひとつのアカウント
https://short-short.garden/author/808811

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容