それでも世界を
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幾ら洗っても赤黒い血の色が嘲笑う手、小さな移り変わりを見留めることも叶わない目、素敵なものを素直に素敵だと思えない心。
こんな汚れた私を受け入れてくれる人など、きっとなく。
「もう嫌」
己を抱いて蹲る、私は。
それでも世界を愛せるでしょうか。
こんな汚れた私を受け入れてくれる人など、きっとなく。
「もう嫌」
己を抱いて蹲る、私は。
それでも世界を愛せるでしょうか。
ミステリー・推理
公開:18/04/26 10:46
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