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いつだかの出会いを、俺は生涯忘れることはないだろう。

紅く染まっていく世界を目にしたのは戦場で、あの頃はよく理解もしていなかった世の習いを知った傷跡だらけの手は、鋭く光る刃を握り締める。

別に、何を恨むでもない。

ただ、もう何も知らなかった少年には戻れないのだと感傷に浸ってしまうのだ。
ファンタジー
公開:18/04/26 10:42

きざはし

140字小説を書いています。
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