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俺はフトヒラ ヒロシ、一番目に心が広い。
俺はオオニシ ヒロシ、二番目に心が広い。
これは周知の事実だ。それでもオオニシはそれについて納得していない。だから彼らは今日も心の広さのことで言い合っている。いわゆる犬猿の仲ってやつだ。
『俺が一番広いってみんなそう言ってるじゃん!』
『それは違う!みんながそこを疑おうとしていないだけなんだよ。見たのか?自分の広さ。』
『そんなの見れるわけないだろ』
『ほれみろ。自分でもわからないんだろう。』
『それはそうだけどよ・・・』
するとそこそこ心の広いキタゴオリヒロシがやってきて、二人をなだめた。
『オオニシくん、確かに広さはわからない。でもそれはお互い様。二人ともそんなこと言いあっても仕方がないよ。それにそういうものは自分で決めるものじゃない。少なくとも現状はフトヒラくんが一番広い。』
『まあ地球温暖化が進行したら、話は違うかもだけどね。』
俺はオオニシ ヒロシ、二番目に心が広い。
これは周知の事実だ。それでもオオニシはそれについて納得していない。だから彼らは今日も心の広さのことで言い合っている。いわゆる犬猿の仲ってやつだ。
『俺が一番広いってみんなそう言ってるじゃん!』
『それは違う!みんながそこを疑おうとしていないだけなんだよ。見たのか?自分の広さ。』
『そんなの見れるわけないだろ』
『ほれみろ。自分でもわからないんだろう。』
『それはそうだけどよ・・・』
するとそこそこ心の広いキタゴオリヒロシがやってきて、二人をなだめた。
『オオニシくん、確かに広さはわからない。でもそれはお互い様。二人ともそんなこと言いあっても仕方がないよ。それにそういうものは自分で決めるものじゃない。少なくとも現状はフトヒラくんが一番広い。』
『まあ地球温暖化が進行したら、話は違うかもだけどね。』
その他
公開:18/04/24 17:24
#ショートショート
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