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これは、国命だ。

その、やけに落ち着いた低い声で告げられた言葉に、この身は、この心は、氷のように固まっていく。

目の前で横たわる少女の穏やかな顔に触れていた指先までもが凍てついて、色を失う。

彼女を失いたくない。

その一途な想いを貫くことさえも、私を縛りつける鎖が決して許しはしなかった。
ファンタジー
公開:18/04/23 11:38

きざはし

140字小説を書いています。
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