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灰まみれの街に佇み、少女は首に掛けたロザリオを両掌で包み込む。

色の無い目で街を見渡すと、色褪せた唇で静かに何かを呟いた。

彼女以外に人のないこの街、神にでも祈ったのだろうか。

そう、例えばこんな。

「この夢が掠れて消えてしまう前に、どうか」
SF
公開:18/04/21 10:40

きざはし

140字小説を書いています。
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