守りたかったもの

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憶い出したりしてほしくなくて、だからあなたを刺激するもの総てからあなたを遠ざけた。

でも、それは間違っていたのかな。

守っているのだと、わたしが満足していただけなのかな。

美しいほど澄んだ瞳で彼を見つめるあなたの頬に、涙が一筋流れる。

思わず握った拳が視界に入って、噫、胸が苦しくなった。
SF
公開:18/04/18 15:57

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