雪
0
160
去りゆく命を止めることはしてはならないと、和尚さまが言っていたことを思い出して、その場に泣き崩れた。
つい昨日まで雪が降っていたはずなのに、まるで緒が切れたように今、雪の跡もない。
噫、恐らく彼女は見るにも無惨な姿になっているのだろう。
どうしてと、やっと出た言葉に返す者はいなかった。
つい昨日まで雪が降っていたはずなのに、まるで緒が切れたように今、雪の跡もない。
噫、恐らく彼女は見るにも無惨な姿になっているのだろう。
どうしてと、やっと出た言葉に返す者はいなかった。
ファンタジー
公開:18/04/17 12:25
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます