HELLO,WORLD

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ひきこもりの僕にある日、両親以外から声がかけられた。
「少し、よろしいかな?」
驚く僕。
「不安がりなさんな。私は貴方と話がしたいだけだ」
話?
「いやなに、近々ここがなくなると聞いてな」
ここがなくなる?初耳だ。でも僕は出て行かない。
だって外は辛いことや悲しいことに満ち溢れている。そんなところに行きたくない。
「それもそうだな。でも、それ以上の喜びが待っているとしたら?」
それ以上の喜び?
「それは貴方の目で確かめるといい」
もうここに戻れないのに?
「どちらにしてもここはなくなる。こことともに消えるか、外に出るか、貴方が決めなさい」
でも今更外に出て、両親とどう向きえば…
「そんなことは簡単だ。思いっきり声を出せばいい。それだけで済む」
誰かの声は消え、僕は悩んだ。
僕は勇気を出してここを出た。視界が光に包まれ声を上げる。
そんな僕に母は優しく言った。
「はじめまして、私の赤ちゃん」
その他
公開:18/04/16 19:11
更新:18/04/18 19:14

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