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眠っていたものを無理やり起こすような真似をどうかしないでと、記憶より広い背に縋りつく。

わたしが守ってきたもの全部、あなたなら簡単に崩し去ってしまえるのだからと、戸惑う顔に微笑んでみる。

でも、失敗だったかな。

弱々しい微笑みにあなたの双眸は揺らめいて、わたしは力無くごめんねと呟いた。
SF
公開:18/04/17 12:30

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