天女の如く

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新緑の風に靡いた黒髪がこの世のものとは思えぬほどに美しく艶めかしく、呼吸とともに小さく感嘆を漏らす。

晴れ渡った浅葱の空を背に、俺の名を呼んだ君は優雅に微笑みを浮かべる。

それはそれは天女の如く。

もうじき夏ですね。

鼻をくすぐる緑の香りに君が呟いて、細い指で俺の手を取り屈託無く笑った。
ファンタジー
公開:18/04/13 10:45
更新:19/02/12 21:32

きざはし

140字小説を書いています。
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