稚き恋心

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隣のおうちの、優しい優しいお兄さん。

幼かった私は、頭を撫でてくれるその大きな手が大好きで、名前を呼んでくれるその低い声が大好きで、「大きくなったらお兄さんのお嫁さんになる」なんて言っていた。

行ってきます、ドアを開いて通りすがるその家に今、お兄さんはいない。

稚い恋心も、もういない。
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公開:18/04/13 10:43

きざはし

140字小説を書いています。
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