女狐の窓。

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化性の者か、魔性の者か、正体をあらわせ。
化性の者か、魔性の者か、正体をあらわせ。
化性の者か、魔性の者か、正体をあらわせ。

「こうして呪文を三回唱えて、両手で印を結ぶでしょう?そんで、その穴から覗きますと、狐狸妖怪の類いが人間様に化けてても、見破れるってぇまじないなんですわ。」

兄貴は美人女将が作った料理を喰いもせず、彼女の手をベタベタ触りながら『狐の窓』の組み方を教えている。
この山小屋が運よく見つから無ければ、遭難しかけていたと言うのに、呑気なものである。
いちゃつく彼らを尻目に飯を食い、手持ち無沙汰になった俺は、兄貴を真似て『狐の窓』をつくり、手に出来た覗き穴で兄貴と女将の姿を見た……。

「ん?なんだ?弟の奴、急に血相変えて出ていきやがって。……えへへ。二人っきりですねぇ。」

女将は艶然と微笑み返した。
その妖艶な笑顔はまるでこの世の者では無いようであった……。
ホラー
公開:18/04/13 03:20
更新:18/04/13 03:30

AYAKA( 猫町。 )

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