夕焼けドライブ

イチゴパフェを食べに行く約束、やっとその日になった。もうその日まで、いろんなことを考えて、ご飯もろくに食べられなかったけれど・・・。
待ち合わせの場所に、現れたあの人はかっこよすぎて、周りのものが霞んで見えた。キラキラしたあの人は、手を振って近づいてきた。待ち合わせは夕方だった。夕焼けの町をあの人の車の助手席に乗って、眺めた。息が止まるほど幸せな時間。向かい合って食べるパフェはちょっと照れた。話をするうちに、あの人が私より年下ということが発覚！えええー！この落ち着きはなんなんだ。ちょっとショック。あの人は、笑いながら「でも少女にしかみえないですよー」って。
どういうこと？からかわれているのかな？ま、いいや。「もうずっと恋はしない予定だったんですけどね、予想外。しかも初年上の人。」あの人がいたずらっぽく笑った。・・・ということは？もうドキドキが止まらない。私の心も夕焼け色に染まっていった。