記念すべき人

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ある日、1人の男の子が産声を上げた。
「おめでとうございます!あなたは世界でちょうど1兆人目に産まれた赤ちゃんです!」
本人は覚えていないがこの事は当時大々的にニュースとなり世界的に有名となった。


あれから僕は大人になったが、今でも会えば各地で祝福される。お祝いのプレゼントをくれる人や、崇める者まで現れた。やり過ぎな気はしたが悪い気はしなかった。次第に僕を取り巻く人は多くなっていった。

そんな生活を送っていた僕を1人の男が訪ねてきた。
「お前が1兆人目に産まれた男か。」
「はい、そうですが。」
「殺してやる!俺はお前が産まれた直後に産まれた1兆1人目の男だ!お前がいなければ俺が1兆人目になってたんだ!」
そう言って男は銃を構えたがすぐに僕を取り巻く人達によって取り押さえられた。

警察も間もなく駆けつけた。
「殺人未遂で逮捕する。お前は世界でちょうど10億人目の犯罪者だ。」
その他
公開:18/04/12 19:41
更新:18/04/12 19:43

ンバヂ

Twitter: @nbaji9

 

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