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乙女の箱庭には、刃が眠る。

まことしやかに囁かれてきた言葉の意味がようやくわかったときには、もう遅かった。

大袈裟なほどに震える手で握りしめられた狂気は、わたしを捉えて離さない。

首元に当てられた刃が醸す冷気が、わたしの心を冷静にさせる。

青白い顔、色を失った唇、歪んだ目元、噫、貴女は。
ミステリー・推理
公開:18/04/13 10:48

きざはし

140字小説を書いています。
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