終焉を

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コンクリートを転がるピストルに吐息を零して、タイトなドレスの裾を捲る。

ワインレッドの下に隠れた太腿に巻きつけられた、レッグホルスターからリボルバーを手にして、宴の終焉を告げる。

際どいことをする、と咎める視線に気づいていないわけではないけれど、だってこれがわたしの持ち味なんだもの。
SF
公開:18/04/11 09:32

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