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僕の汚れた眼鏡を彼女が拭いてくれた。これあげるって拭き終えた眼鏡と一緒に青色のクロスを渡された。
透明感が出たその眼鏡は、いつもより一段と彼女を可愛いく見せてくれた。街ブラした僕らは喫茶店に入った。この季節はすぐ眼鏡汚れるねって僕から眼鏡と青色のクロスを受け取り綺麗に拭き上げてくれた。毎日この青色のクロスで拭いてねって帰り際に言われた。ちょっと口元が笑っていたのが気になったけど。
私は拭いてあげるって言った。青色のクロスに願いを込めて彼の眼鏡を拭いた。街ブラの後、彼から半ば奪い取るように眼鏡を受け取り、更に願いを込めて拭いた。
帰り際、毎日拭いてねって言ったけど、思わず口元が緩んでしまったのを気づかれてしまっただろうか。
彼は一年拭き続けてくれ、私達は一緒になった。3年目の危機。青色のクロスを使う時がきてしまった。たっぷりと青く染めたわたしの髪で作り上げたクロスをね。
透明感が出たその眼鏡は、いつもより一段と彼女を可愛いく見せてくれた。街ブラした僕らは喫茶店に入った。この季節はすぐ眼鏡汚れるねって僕から眼鏡と青色のクロスを受け取り綺麗に拭き上げてくれた。毎日この青色のクロスで拭いてねって帰り際に言われた。ちょっと口元が笑っていたのが気になったけど。
私は拭いてあげるって言った。青色のクロスに願いを込めて彼の眼鏡を拭いた。街ブラの後、彼から半ば奪い取るように眼鏡を受け取り、更に願いを込めて拭いた。
帰り際、毎日拭いてねって言ったけど、思わず口元が緩んでしまったのを気づかれてしまっただろうか。
彼は一年拭き続けてくれ、私達は一緒になった。3年目の危機。青色のクロスを使う時がきてしまった。たっぷりと青く染めたわたしの髪で作り上げたクロスをね。
ホラー
公開:18/04/10 20:35
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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