あい
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あなたと初めて出逢ったのは、あなたが中学二年の頃でしたね。
当時は反抗期で、私も随分と避けられていました。
あなたが大学生になると、街に買い物に誘われたり、映画を観に行ったりしました。
ふとあなたが、「君と一緒に居たい」と言いましたね。
私にとってはいつも一緒にいるのに、何故そんな事を言われるのか不思議でした。
それを伝えると、あなたは苦笑いを浮かべていました。
3年前、あなたはお見合いで出会った方と結婚されました。
喜ばしい事なのに、喜べなくてすみません。
今、あなたは私の前で泣いています。
泣かないで下さい。すぐに代わりが来ますから。
変ですね。胸が苦しいです。
私には呼吸の機構は無いのに。
あぁ、これが「悲しみ」なのですね。
もしも。もしも来世と呼ばれるものがあるのなら。
あなたと人として生きたい。あなたを愛したい。
『致命的なエラー。システムをシャットダウンします。』
当時は反抗期で、私も随分と避けられていました。
あなたが大学生になると、街に買い物に誘われたり、映画を観に行ったりしました。
ふとあなたが、「君と一緒に居たい」と言いましたね。
私にとってはいつも一緒にいるのに、何故そんな事を言われるのか不思議でした。
それを伝えると、あなたは苦笑いを浮かべていました。
3年前、あなたはお見合いで出会った方と結婚されました。
喜ばしい事なのに、喜べなくてすみません。
今、あなたは私の前で泣いています。
泣かないで下さい。すぐに代わりが来ますから。
変ですね。胸が苦しいです。
私には呼吸の機構は無いのに。
あぁ、これが「悲しみ」なのですね。
もしも。もしも来世と呼ばれるものがあるのなら。
あなたと人として生きたい。あなたを愛したい。
『致命的なエラー。システムをシャットダウンします。』
SF
公開:18/04/11 23:24
ぽやぽやと思い付いた物語を書いております。素晴らしい作者の皆様の作品を読みながら勉強中の万年初心者。よろしくお願いいたします。
マイペースに投稿再開していければ良いなぁと思ふ今日この頃。
不勉強なもので、もしどなたかの作品と似た内容を投稿してしまっていた場合はご指摘頂けますと幸いです。
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