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カフェでアルバイトを始めた。私はアルバイトが長く続いた試しがないので重い腰を上げてようやく、という感じだった。そして予想どおりすぐにいやになってしまう。もうやめてしまいたい、と言うのはいつでも簡単だ。私は彼に電話をかける。
「そもそも、どうしてカフェのアルバイトをしたいと思ったんだっけ?」
私は質問に答える。あのおいしいモーニングを自分で作れるようになりたいと思ったから。彼と一緒に食べたあれはまるで幸せの塊だった。それに、カフェが好きだから。いつかあの空間を作ってみたかった。そう話しているうちに、私は心のベクトルの向きが変化していくのを感じた。
「まずは3ヶ月を目標にしてごらん。続けてみないとわからないことって、本当にあるものだから。やめるかやめないかは、そのときに決めてもいいんじゃない?」
彼の言葉は私の絡まった思考をときほぐし、シンプルにする。これからも驚かせられ続けたい、と私は思う。
「そもそも、どうしてカフェのアルバイトをしたいと思ったんだっけ?」
私は質問に答える。あのおいしいモーニングを自分で作れるようになりたいと思ったから。彼と一緒に食べたあれはまるで幸せの塊だった。それに、カフェが好きだから。いつかあの空間を作ってみたかった。そう話しているうちに、私は心のベクトルの向きが変化していくのを感じた。
「まずは3ヶ月を目標にしてごらん。続けてみないとわからないことって、本当にあるものだから。やめるかやめないかは、そのときに決めてもいいんじゃない?」
彼の言葉は私の絡まった思考をときほぐし、シンプルにする。これからも驚かせられ続けたい、と私は思う。
その他
公開:18/04/11 21:13
更新:18/04/11 21:19
更新:18/04/11 21:19
短編
ショートショート
小説
400字物語
一話完結
各話完結
連載
400字のことばを紡ぎます。
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