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この街の東に、とても古い歴史を持った桜がある。
樹齢1000年にもなるのだそうだ。
その巨大さと、天に向かって伸びている姿から、「龍の桜」と呼ばれている。
周りは公園になっており、花見の名所となっている。
私の大好きな場所だ。
「はぁー…。」
深い溜め息を吐きながら、私は芝生に寝転んだ。
文芸部に入って1年。納得行く作品を作れていない。
去年の部誌も、この桜をモチーフにしてみたが出来は微妙だ。
あー、今日も空が青いなぁ…。
ネタ探しでウロウロしてたけど何にも無いなー…学校に戻るか。
部室に戻ると、見知らぬ男子が去年の部誌を読んでいた。
「あっ!」
彼は私を見て立ち上がった。
「先輩が書いた桜の木と龍の恋物語、凄く良かったです!あ、僕新入部員の…」
そう言ってくれる人がいるとは…。
窓から見える「龍の桜」が、出る前よりも美しく感じるのは気のせいか、私の心がそう見せるのか。
樹齢1000年にもなるのだそうだ。
その巨大さと、天に向かって伸びている姿から、「龍の桜」と呼ばれている。
周りは公園になっており、花見の名所となっている。
私の大好きな場所だ。
「はぁー…。」
深い溜め息を吐きながら、私は芝生に寝転んだ。
文芸部に入って1年。納得行く作品を作れていない。
去年の部誌も、この桜をモチーフにしてみたが出来は微妙だ。
あー、今日も空が青いなぁ…。
ネタ探しでウロウロしてたけど何にも無いなー…学校に戻るか。
部室に戻ると、見知らぬ男子が去年の部誌を読んでいた。
「あっ!」
彼は私を見て立ち上がった。
「先輩が書いた桜の木と龍の恋物語、凄く良かったです!あ、僕新入部員の…」
そう言ってくれる人がいるとは…。
窓から見える「龍の桜」が、出る前よりも美しく感じるのは気のせいか、私の心がそう見せるのか。
青春
公開:18/04/08 21:17
ぽやぽやと思い付いた物語を書いております。素晴らしい作者の皆様の作品を読みながら勉強中の万年初心者。よろしくお願いいたします。
マイペースに投稿再開していければ良いなぁと思ふ今日この頃。
不勉強なもので、もしどなたかの作品と似た内容を投稿してしまっていた場合はご指摘頂けますと幸いです。
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