繰り返し

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何度も、何度も繰り返した。

この命に変えても救おうと、もがいた。

その悲哀だけ奪い去って、彼女を助けようと奔った。

噫、でも吾はどうやら彼女の運命ではなかったようで、血を流す彼女を涙ながらに抱きしめる、それを何度も繰り返すだけ。

絶望すら覚えて次の世、彼女と吾の前には一筋の光が射し込む。
SF
公開:18/04/10 10:15

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