朱色の一時

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高層ビルの最上階。

大きなデスクとチェアがあるだけの、ワンフロア。

室内を染める夕日に、目を細める。

手筈は整ったわ。

ガラス壁の手前、朱に染まりゆく街を優雅に見下ろしていた、グレースーツに一声かける。

嗚呼、遂に。

満面の笑みで振り向く男に跪き、夕染の瞳を潤ます。

総てはあなたの、思いの儘。
ミステリー・推理
公開:18/04/07 01:04

きざはし

140字小説を書いています。
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