法の網

警察はマフィアの殲滅に乗り出した。まず最初に法の網を何重にも張った。これにより麻薬や拳銃は売買できなくなった。これでお前達は終わりだ。サヨナラ。バイバイ
だが、マフィアは生きていた。彼らは事前にその情報を得ていたからである。法の網には抜け穴があった。この件をきっかけに警察は漁師を雇った。法の網を修繕して貰うためである。再度、警察は法の網を張った。けれども、彼らはまだ生きていた。なぜなら、捜査網がザルだったからである。今度は家具職人を雇った。その結果、ザルだった捜査網は篩にかけるくらいには改善した。おかげで異物はすぐに引っかかった。でも、気付けば警察官よりも家具職人の方が多くなっていた。そうそう、マフィアはどうなったかと言うと家具職人に変装し警察に潜り込んでいた。彼らは小細工が得意なのである。まさか警察もこんな近くにいるとは思わないだろう。灯台下暗しと言う奴だ。案外、警察組織は身内には甘い