エレベーターにて

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七階のボタンを押す。

背後からわたしに覆いかぶさるようにして、あなたが八階のボタンと閉まるボタンを押す。

ドアが閉まって、制服姿のふたりしか乗っていないエレベーターが動き出す。

なぜか流れる沈黙に耐えかねたのか、ふいにあなたが今日も寒いねと呟く。

今日は暖かかったとはなぜか言えなかった。
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公開:18/04/08 17:56

きざはし

140字小説を書いています。
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