祈るは

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ありゃあ、恋わずらいやな。

冬先の冷気にか、それとも小さく呟かれたその言葉にか、どちらの所為かは分からないが、この身はぶるりと震えた。

部屋に閉じ籠ったまま出てこないその人が、恐らく流しているであろう涙を思って、窓辺で一番星に祈る。

どうかその悲しみが、流れる時とともに癒えますように。
青春
公開:18/04/08 17:55

きざはし

140字小説を書いています。
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